規則は破るためにある・・・だって

ちょうど10日前に、パパ吉が急性心筋梗塞で病院に搬送されました。
倒れたのは夜の12時半頃で病院に着いた時は心肺停止でとても悪い状態だったそうです。
検査して、緊急の手術が終わったのが、朝の5時頃。
私は4時過ぎに箕面の家を出て、原付で神戸に戻りました。
雪が降ってて、寒かった。足がガチガチに凍えました。ぴったり2時間掛かりました。

とみこさんとがみちゃんと一緒に朝の10時半に病院に行って
先生に色々と説明を受けました。
手術は上手くいって、命に別条はないだろうけど、血が回らなかった事によって
脳が損傷している可能性があり、最悪は植物人間になるかもしれない・・・
そこまでではなくても、何らかの障害が残るかもしれない、と言われました。

しばらくは全身麻酔をかけて、体温も34度くらいにして、様子を見るという事で
驚くほど沢山のチューブが刺さって、人工呼吸器と心臓の動きを補助する機器に繋がれた
パパ吉とご対面しました。集中治療室という部屋です。
1日3回、1回につき10分程度の面会が許されていて、とみこさんはほぼ毎回
私は会社を休んだり、早退したり、遅刻したりさせて貰いながら、何度も行きました。
実家から車で10分ほど、歩いても30分ほどという好立地な病院でラッキーでした。

最初のうちは、固く目をつぶって、身体は冷たく、手や顔がむくんでました。
2日目頃、むくんでパンパンになってたので、このまま行くと破裂してしまうんじゃないかと
妙な心配をしましたが、動物由来のたんぱく質を入れたら、あっという間にしぼみました。
集中治療室では看護師さん達がかいがいしくパパ吉含め患者さんの世話をしてくれてて
先生がいてる時は、その時々の状況を説明して貰ったりしました。

5日目の夜の面会の時、パパ吉が目を開きました。全身麻酔を解きつつあるとのこと。
こちらの心臓が止まるかと思うほどビックリしました。
目をキョロキョロさせて、手や足をモゾモゾと動かしていましたが、まだ麻酔が効いていて
意識はハッキリはしてないとのことでした。
とりあえず、植物人間は免れたと分かり、とみこさんと二人で歓喜しました。

翌日は大変でした。麻酔から覚めると、患者さんは皆、錯乱状態に陥るそうです。
その日は会社を休ませてもらって、3回の面会に行きましたが
朝は手を縛られてて、足を突っ張ってベッドから頭が転げ落ちそうになっていました。
意識は随分しっかりして、少し話が出来るようになりました。人工呼吸器を嫌がってました。
なんだかとても辛そうで、可哀想になりました。
昼は安定剤を盛られて、寝てました。起こすとまた暴れそうなので、遠目に見てすぐ帰りました。
夜は手足を全部ベッドに括りつけられていました。動くと心臓に負担が掛かるので
ジッとしていないといけないのに、何度、動いちゃダメと言っても聞く耳持たずです。

今日、パパ吉は集中治療室を出て一般病棟に移りました。
意識を取り戻してからの回復具合が驚異的で、今はすっかり落ち着いて
本や新聞を読み、リハビリも始まりました。もう拍子抜けするほどに、フツーな感じです。
先生にハメられたかな?という気さえするほどです。
思いっきり不安な気持ちにさせられたから、パパ吉が奇跡的な回復をしたような気がするけど
実は、割とそんなモノなのかも・・・??なんてね。
でも、心臓が止まってしまってて、つい数日前までは管がジャンジャン繋がれた
冷たい亡骸みたいだったのが、殆ど、元の状態に戻っているのだから
なんというか、今の医学ってスゲーって、素朴に感銘を受けました。

まだ、少し意識がボンヤリしている頃に、一度、パパ吉はものすごく饒舌になりました。
まるで遺言でも残すかのように、色んな話をしました。
5日目に目を開いた時ほどの衝撃はないけれど、とても印象に残っています。
面会は1回10分程度という決まりなのに、その日はお喋りが止まらず、30分以上も長居をし
さすがにまずいだろうと思って「そろそろ帰るね。また明日来るから」と言って帰ろうとすると
「もう少し、居て欲しい」とワガママを言いました。「面会時間が過ぎたよ。規則だからね」と言うと
「規則は破るためにあるんや」とパパ吉らしい事を言うので、とみこさんと笑いました。
1回死にかけたというのに、性格は変わらないもんなんやね~と妙に感心しつつ・・・

そういえば、パパ吉は自分が暴れた事や手足を縛られていた事は覚えてないらしい。
もう、意識が戻った後の事なので、意外でした。
・・・・ということは、遺言みたいにアレコレと話した事も案外忘れちゃってるかも。
ともあれ、心配していたような事態にはならず、もしかしたら、何かしらの不自由が
今後の生活で出て来るかもしれないけど、とりあえずは平穏な日常が戻りそうです。
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Commented by トーバトル at 2014-03-21 07:43 x
回復して良かったですね。お父様は何歳くらいでしょうか?おそらく私の父と同世代くらいでしょうから、色々考えてしまいます。でもkokuzoさんがそばにいられる時で良かったですね。回復はそのせいかも?
Commented by kokuzo89 at 2014-03-22 09:56
わぁ!トーバトルさん!!お久しぶりです。
コメントをありがとうございます♪
父は70歳です。私もいろいろ考えました。
本当に近くにいれて良かったと思います。
ただ、回復したのは対応が早かったのと
あとは現代医学のお陰だとつくづく感じました。
Commented by AR3 喫煙者 at 2014-04-02 00:33 x
お父さん、回復されて良かったですね^ ^
私の親父も数年前に心筋梗塞で病院へ運ばれましたが、運良く大した後遺症も残らず今も元気です。
当たり前の日常に感謝、生きてる内に親孝行ですね〜。
Commented by kokuzo at 2014-04-02 08:00 x
AR3喫煙者さん、コメントありがとうございます~
「人間はいつか必ず死ぬ」という事はもちろん知っているけど
自分の身近な人に訪れる事をイメージした事が無かった。
残された時間がどれほどあるか分からないけど
ハッピーに過ごしてもらえるように、私に出来る事はやろうと
そんな事を思いました。
by kokuzo89 | 2014-03-16 01:28 | 事件 | Comments(4)

ぼちぼち復活 のんびり更新


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