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赤ちゃんパンダ

昨日のニュースでは2つの名前の発表を見ました。
一つは小池東京都知事が立ち上げた新党「希望の党」。
もう一つは上野動物園の赤ちゃんパンダ「香香(シャンシャン)」。
今日はパンダの話にします。

上野でパンダが生まれると日本(東京?)は大騒ぎをする。
和歌山擁する関西では、反応はかなりクールになる。
何しろ、アドベンチャーワールドでは既に15頭も赤ちゃんが生まれ
元気に育っているからです。
とはいえ、テレビニュースで上野の赤ちゃんパンダの映像が出てくるたびに
その可愛さにデレデレと見惚れてしまう。

人間含め動物の赤ちゃんは総じて可愛いものですが
パンダのパンチ力は相当破壊力が強い。
王子動物園のオランウータンのムムちゃんもめっぽう愛らしかったけど
霊長類の赤ん坊はやはり人間の赤ん坊と重なってしまう。
私にとってパンチ力があるのはネコ科の赤ちゃんでパンダと良い勝負かも。
レアさ加減でパンダの勝ちかな・・?

パンダは大人になっても可愛い稀有な動物だと思います。
昔、パンダフルライフという映画を見ましたが、上映中ずっと悶えっぱなし。
ひとえに鈍臭い動きにキュンとなっちゃうのだと思います。
動物園で1頭ずつ隔離されたパンダを短い時間見てても、あまり面白い場面はないけど
映画は鈍臭さ満開のパンダをこれでもかと見せてくれて、お腹いっぱいになります。
特に集団パンダが滑り台などの遊具で団子になって遊んでいる場面は
憎らしいほど可愛くて呆れてしまうほどです。

自然界の厳しさなど、一切感じさせない牧歌的な姿に心が和むのでしょう。
野生のパンダ(そんな存在いるのかな?)はそれなりに大変な生活をしてるのかもしれないし
一応はクマなのだから、凶暴な一面も持ち合わせているのかもしれない。
でも、私たちが目にするパンダ映像はひたすら平和を体現している。
愛される要素しかない、おそるべき生き物です。

パンダの人工繁殖は大変難しいそうです。
和歌山見てたら、「簡単なんじゃないの?」と思ってしまいますけどね。
メスの発情期は1年で一週間ほどしかなくて、受精可能な日は年に3日ほどらしい。
その3日を逃すと、次は1年後。
また当然のことかもしれないけど、オスメスの相性も重要で
「男(女)なら誰でも良い」という訳ではないらしい。
受精可能日に交尾をしたとしても、必ず妊娠できる訳ではなく
めでたく妊娠出産までこぎつけても、早い時点で死んでしまう事もある。
シャンシャンは元気に育って欲しいですね。

各動物園のパンダの系譜を見ていたら、いくつか面白い発見があったので
ここで披露したいと思います。日本で生まれたパンダ限定の話です。

まず、誕生日が偏っている。
上野で生まれたパンダはほぼ全員6月生まれ(7月5日が1頭)です。
和歌山で生まれたパンダは2系統で10頭が8月〜9月生まれで
残りの5頭は12月生まれです。
出産は自然に交尾したものと人工受精させたものがあるそうだけど
発情期が一定の季節に来るとしたら上野は自然だけど
和歌山は何かしら細工があるのかな?という気がします。

もう一つは和歌山生まれのパンダに限っての話ですが
全15頭のうちの14頭はお父さんが同じで、お母さんは2頭。
梅梅の子供は6頭でオスが5頭にメス1頭。
良浜の子供は8頭でオスが2頭にメス6頭。
お母さんによって、生まれる子供の性別に相当偏りがある。
しかも面白い事に、少ない方の性の子は必ず異性との双子として誕生しています。

ウミガメなどは卵が孵化する時の外気温度によって、生まれて来る赤ん坊の
性別が決まるそうだけど、パンダにも何か赤ん坊の性別を決める要素があるのかな?
ともあれ、繁殖が難しい動物ならば、とりあえずメスが生まれた方が
個体数を増やすためには良い事なのだろうと思います。

そういえば、何かの保険のコマーシャルで、こびとづかんみたいな謎の生き物が出てきて
「皆オス?」ってやってるのがありますが、皆オスでは終わっちゃいますね。
もちろん皆メスでもそうだけど・・・

神戸のパンダも含め、お名前の事にも触れたかったのですが
ぼちぼち時間がなくなってきましたので、パンダの話はこれにて終了します。

by kokuzo89 | 2017-09-27 06:06 | 徒然